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気まぐれ本虫―きまぐれぼむ―
蔵書を気まぐれに紹介する、 エッセイ風味雑感 and 備忘録
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 ■ 鼻ほじり論序説
鼻ほじり論序説鼻ほじり論序説
ローランド・フリケット/バジリコ 2006-03-08
定価:1,050円(税込)

 ある日、新聞広告を見て「まーた『ガンを治す植物』とか書いとるわ」と思ったら、その横に燦然と輝く「鼻ほじり」の文字。
「セックスよりも愉しく、しかもリスクなし!」
 そんな謳い文句にしょっぱなから「鼻血出るやろが」と突っ込んだのだが、妙に頭から離れず、数日後、とりつかれたように本屋へ走ってしまった曰くつきの本。まさしく鼻ほじりの魔力。
 ちなみに原書はこちら↓
Nosepicking for Pleasure: A Handy GuideNosepicking for Pleasure: A Handy Guide
Roland Flicket Jon Higham/Little Brown UK 1995-10-05

 タイトルからしてふざけているのは丸わかりだが、中身はもっとふざけている。本当にこんな本出してしまっていいのか。いやいいのだ。だって原書はイギリスだから。紳士淑女たるもの、ジョークの一つも流せないようじゃね、と暗に言われているような気になってくる。
 ならば私だって、と挑んだわけだが、いやはや鼻ほじりは思っていたよりも深い。素人が一日二日で極められるような技ではないのだ。私たち庶民はまず、鼻に指を突っ込んで、きれいに鼻くそを取り出すことから練習しなければいけない。そこからさらに「丸める」「弾く」といた高度な技術を習得していかねばならない。
 「何をくそ」とさらなる高みを目指して精進するのもよし、第一章を丹念に読み理解を深め、鼻ほじりの歴史について自分で考察してみるもよし、巻末のホロスコープで気になるあの人の鼻ほじりを追及するもよし。楽器のできる人は、鼻ほじりのマーチを演奏してみるのもいい。ピアノやギターでsing and play。自分だけの「鼻ほじり論の楽しみ方」を見つけることが、この本の最大の目的なのかも。
 ちなみに私は綿棒で優しく絡める派。著者からすればきっと邪道なんだろうなあ。
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